むーりー!!
回答が遅くなった上に第一声がこれってアレですが、無理です小藤さん!!(笑)
旦那様、奥様、でいうのならジョミーを愛するブルーしか思い浮かびません!!フィシスは娘とか、もっと神聖な何かみたいな風に捕らえているかなーと思うので、ブルーの新妻といえばジョミー。
小藤さんのように、あえて新妻をジョミーにしちゃって答えてしまおうかとか
(例:
1.朝、旦那様が時間になっても起きません。どうしますか?
「ブルー、起きて」
ベッドに肘をつき身体を起こしたジョミーは、ブルーを軽く揺らしながら囁きかけた。
軽く上半身を起こしたその肩からブランケットが滑り落ちて白い肌が覗く。
「起きてブルー」
もう一度、今度は少し声を大きくして肩を揺すると、目を閉じたままのブルーの唇が動いた。
「御伽噺の目覚めはどうしている?」
楽しそうに口元を緩めながら、あくまでも目を開けない夫に、ジョミーは軽く息を吐いた。
「それってお姫様と王子が逆だと思うな」
呆れたように言いながら、それでもそっと羽根が触れるほどの柔らかさで重ねられた唇に、ジョミーが照れる間もなく視界が反転した。
「おはよう。僕の愛しい妻よ、今日もいい朝だね」
「……とかいいつつ、どうしてぼくはベッドに押し付けられて、あなたは上から覗き込んでいるの?」
「もちろん、気持ちのよい朝だからだよ。清々しい朝日を浴びながらというのも、乙なものだと思わないかい?」
「思いません!……って、ちょ、っと!ぼくは思わないって……」
……暗転)
やっぱり食べられた。というか、全部小話になります(笑)
全部小話はともかく、全部同じオチというのは
ジョミーに引き続いて、やっぱり新妻の欠片もありません上に、上記のような小話はありません(笑)
「つづきはこちら」から、ごく普通(?)の新妻バトン、どうぞ。
・バトンに答えるあなたが「新妻」
・指定された相手が「あなたの旦那様」として答えましょう。
・あくまでも「新婚さん」です、ラブく書きましょう。
指定された旦那様の名前を( )の中に入れて答えましょう。
指定人物 (ブルー)
1.朝、旦那様が時間になっても起きません。どうしますか?
え、だってブルーって寝てることが仕事じゃないですか?(笑)
どうぞゆっくりしててください……。
2.やっと起きてきた(ブルー)になんて声をかける?
「おはようございます。今日のジョミーの予定ですが……」
しかし報告の必要もなく、起きてからの短時間に自力で把握してそうだ。
3.(ブルー)があなたの作った朝食に好き嫌いを言います。どうしますか?
好き嫌いするブルーって、イメージが湧かないか、酷く偏食のような気がするかのどっちかです。
偏食方向だとすると、ジョミーと食卓を共にすればカッコつけて食べてくれるんじゃないでしょうか(笑)
4.これから出勤する(ブルー)。玄関先であなたはどうする?
えー、それはアタラクシアにいるジョミーの様子を見に思念体を飛ばすという……?
いや、まだジョミーが来ていない頃ならソルジャー仕事になっちゃうか。
ジョミーがいるなら、やっぱり船内のジョミーの様子を見に思念体を飛ばすという……。
5.(ブルー)が出勤して家で一人です。どうしますか?
青の間の掃除(笑)
特にベッドはシーツからマットから、全部洗いたいです。ここぞとばかりに。
しかしシャングリラで天日干しはありなんでしょうか。やっぱり乾燥機より太陽の匂いがしたほうがいいと思うんですよね。気持ちがいいし、なにより太陽といえばジョミーのイメージが!
甲板に洗濯物のはためくモビーディック……夢がない(笑)
6.(ブルー)の為に夕食の準備をします。何を作りますか?
おじーちゃんは淡白な味のものが好きなんじゃないかとか思うものの、肉体的に若ければ意外と脂っこいものもOKかもしれない。
まあとりあえず、長生きしてくれるように身体にいいよう野菜中心のメニューで。
7.帰宅した(ブルー)に何か一言!
「今日のジョミーはどうでしたか」……は自殺行為か……聞かなくても延々しゃべってくれるのになにも自分から水を向けなくても……(笑)
8.あなたの作った夕食を食べた(ブルー)、 「おいしい!」と言ってくれました。
「今日のメニューはいけるっと」とメモメモ。(偏食設定の方か)
9.お風呂の準備ができました。(ブルー)が入ろうとしています。一緒に入りますか?
ある意味心配なので、介助として三助さんよろしく傍に控えているイメージしか湧きません(笑)
10.寝る時間になりました。「おやすみなさい」(ブルー)が布団に入ります。
「おやすみなさい」で自分の部屋に下がりそう。どうみても夫婦じゃありません。家政婦か、住み込みの家政婦か!!
12.どうやら(ブルー)は、中々寝付けない様子。「そっち行っていい?」と言われました。
一緒の部屋で寝てるのかー!!
という設定になるのなら、あの広い青の間のベッドでわざわざ別々に寝ているあたりが逆に笑えます。
仮面夫婦の文字が脳裡を過ぎり……「え、くるの?」くらい言いそうです。
13.お早うございます。
「おはようございます。今日のジョミーの予定ですが……」
毎日延々ループ。
最後にこのバトンを旦那様を指定して5人にまわしてください。
同じバトンをちょっと前にも回したので、今回はアンカーで~。
しかし、ジョミーの時はオカンか親戚のおばさんでしたが、ブルーだと家政婦になりしませんでした。
しょせん新妻には向かない人間なんですよ(笑)
妙にギャグっぽい方向になりかけたので後編を全面書き直しとかしているうちにこんなに遅く……なぜこのテーマでギャグに走るのか、最初の自分が不思議でなりません。
ブルーとハーレイを並べると、どうしてもハーレイに胃痛をプレゼントしたくなる悪癖を直さねば……と書き直したらハーレイがいなくなりました。悪癖直ってない!
検査結果が出るのが異様に早いのは未来だからです(便利な言葉)
それでは遅くなりましたが、リクエスト本当にありがとうございました!!
シャングリラに迎えられてからというもの外で遊ぶ機会がなくなったとはいえ、ジョミーはアタラクシアにいた頃は元気に外を走って遊びまわっていた。
健康的に日焼けしているといっても、ブルー自身やシャングリラの他の子供たちと比べてのことではあるが、それでも他の子供たちよりのような病的な白さではない。
だが、だからといって熱を出して上気した頬を見ても、それをただ可愛いと思って流してしまっていたとは。
後悔してもしきれない。
ジョミーのことはシャングリラに連れて来る以前からずっと見守っていたし、シャングリラに迎え入れてからは更にも増して様子を伺っていた。
だというのに、ジョミーの不調に気づかなかったなどと。
ブルーの焦燥を他所にドクターは落ちついたもので、それが慣れているからだとかブルーが大袈裟なのだろうと分かっていても、どうしても落ち着かずに苛立ってしまう。
病のジョミーの枕元で苛々とした気配を出しているのはいかにもよくないと医務室を出てきたが、様子が見えないとそれはそれで落ち着かない。
思念波でリオに知らせたのでジョミーの傍には彼がついていてくれるだろうとは思いつつも、人気のない方へと歩きながら気が付けば医務室へ向けて思念体を飛ばしていた。
ジョミーが気になるのなら医務室に行けばいい。なのにわざわざ思念体で様子を伺うなど、ドクターに不審がらそうだと思うと、自然とドクターたちには見えないようにと視覚には映らないようにしてしまった。
誰も医務室にいるブルーの思念体に気づかずに動いている様子を見ていると、なにやら余計に後ろめたいことをしている気になってくる。
「ああ、こりゃ風邪だな」
何かの検査をしていたらしいドクターは操っていた端末の画面を覗きながら顎を撫でると、看護士に薬の処方を言いつける。
ドクターはブルーからの報せを受けて医務室に駆けつけていたらしいリオを振り返って、手にしたペンの先で画面を指した。
「咳も鼻も出ていないがウィルスの活動が活発だ。ま、薬を飲んで大人しく寝ていればすぐに治るだろう」
『よかった……』
ほっと胸を撫で下ろすリオに、ドクターは解析機にはめ込んでいたシャーレを取り出しながら苦笑する。
「ソルジャーも君も大袈裟だな。ジョミーの生命力は強い。大抵のことなら心配などいらないさ」
『その元気な子が熱を出したから、何か大きな病気ではないかと心配なんです』
「わかったわかった」
リオは両手を上げて降参のポーズを取るドクターに溜息をつきながら礼を言うと、踵を返してカーテンを引かれたベッドのほうへと歩み寄った。ブルーも姿を消したまま、その後についていく。
『ジョミー』
カーテンを開けると、冷却シートを額に張り付けたジョミーが熱に潤ませた瞳をリオに向けた。
「聞えたよ。ほら、なんともなかったのに。リオもブルーも心配しすぎだよ」
『なんともなくはないでしょう。ちゃんと寝ていてくださいね』
「はぁい」
苦虫を噛み潰したような表情で拗ねた返事をするジョミーに、リオは苦笑を零す。
『では、僕は一旦持ち場に戻ります。後でまた様子を見に来ますが、一人でも大丈夫ですか?』
「え、一人?」
ジョミーは目を瞬いて、リオの肩越しの後ろに目を向けた。
しっかりと視線がぶつかって、ブルーが驚く様子にジョミーは更に首を傾げる。
「ああ、うん。大丈夫だよ。ちゃんと寝てる」
ジョミーの返答に微笑むと、リオは優しくその髪を撫でてカーテンの向こうへといってしまった。
それを見送って振り返ると、ジョミーはやはり不思議そうな顔をしてブルーを見上げる。
「ブルーも行っちゃうんじゃなかったの?」
「やはり、僕が見えているのか」
視覚には映らないようにブロックしているはずなのに、ジョミーには何の障害もなくブルーの思念体が見えている。
今の状態でサイオンのコントロールなど言っていられないはずだろう。恐らくは生来の強さが現れている。
「当たり前じゃないか。何お化けみたいなこと言ってるのさ」
馬鹿にされていると思ったのか、ジョミーが頬を膨らませるとちょうどカーテンが揺れた。
「薬を持ってきたわよ。飲んでね」
優しい微笑みで楽しくないことを告げる看護士に眉を寄せたジョミーは、彼女がブルーの身体を通り抜けてベッドの傍らに移動したことに息を飲んだ。
「どうしたの?大丈夫、苦くないわ」
硬直したジョミーに首を傾げた看護士は優しく抱き起こし、微笑みながらだが半ば強引にジョミーに薬と水を手にもたせる。
「え、あ、え……」
ブルーが人差し指を立てて静かにという仕草を見せると、ジョミーはようやくなんとなくの事情が判ったのか不機嫌そうな顔をして、薬を口に入れた。
ブルーに気を取られて何気なく言われた通りにしたらしいジョミーは、薬が口の中に広がるとぐっと喉を鳴らして慌てて水を飲む。
「苦いよ!」
「ちゃんと飲めたのね。えらいわ、ジョミー」
ジョミーの苦情に看護士は微笑みながらコップを受け取る。
騙されたとうな垂れる子供を手際よく寝かしつけると、看護士はカーテンの向こうへと姿を消した。
「慣れたものだな」
子供の相手が慣れているその様子にブルーが感心したように呟くと、ジョミーはじろりと睨みつける。
「大人って嘘ばっかり」
「僕のこれは嘘ではないよ。以前に教えただろう?思念体だよ」
ベッドの傍らに立って伸ばしたブルーの手が髪を撫でる。
撫でる、仕草をしただけだ。
見た目に反して触れられた感覚がなかったことが不思議なのか、ジョミーはまじまじとその手と、ブルーの顔を見上げた。
「変なの……みんなには見えないの?」
「今は見えなくしている。ジョミーに見えたことの方が驚きだ」
やはり君は素晴らしい。
そう続ける前に、ジョミーの素朴な疑問がそれを遮った。
「なんで見えなくしているの?」
当然の疑問だろう。だがブルーに説明できる言葉は無い。
ジョミーの様子が見たいが何か手が離せないのなら、思念波でドクターに聞けばいい。あるいは思念体を飛ばすにしても見えなくする必要は無い。
「………なんとなく」
「なにそれ。いたずら?」
ジョミーの熱は重大な病気ではないと分かったし、ドクターもするべきことをしてくれた。自分に対する悔恨は残っているが、病気のジョミーの傍にいて問題があるほどの負の感情はもう出さずに済むだろう。ならば生身で傍にいてもかまわないはずだ。
ブルーは内心を隠しながらにこりと微笑んで、触れられない手をジョミーの頬を撫でるように滑らせる。
「今から傍に行くよ」
告げると同時に、思念体を消して今度は医務室の扉の前へと一瞬で移動した。
「ドクター」
「ああ、ソルジャー。お戻りですか。ジョミーのことですが」
「リオに聞いた。大したことでなくてよかった」
あれだけ急かしておいて、きちんと職務を果たしたドクターを適当にあしらうことは少々申し訳なくは思ったが、早くジョミーに直接触れたくて頷くだけでベッドへ向かう。
カーテンを開けて中を覗くと、汗を滲ませた顔でそれでも楽しそうにジョミーが笑った。
「やっぱり大人は嘘つきだ」
聞いたのはリオにではなく、ドクターからなのに。
くつくつと喉を鳴らすジョミーに苦笑を返しながら、ベッドの傍らに移動したブルーは額に掛かるその前髪を払うようにそっと撫でる。
掌に汗ばんだジョミーの熱が伝わった。
「早く君に触れたかったからね」
様子を見るだけなら、思念体でもいい。けれどできることなら、こうして触れて感じたい。
掌に伝わる熱は相変わらず高くて、大人しく眠っていれば大丈夫なのだと分かっていても、胸がちくちくと痛む。
じっとブルーを見上げていたジョミーはいつの間にか笑顔を消していて、シーツに落としてた手を上げて、髪を撫でるブルーの手の甲に触れた。
「ぼくも、触りたかったよ。ブルーの手、冷たくて気持ちがいい」
触れているように見えるのに、触れた感覚がしないのはいやだ、と。
「ああ……そうだね。さあ、もう眠りなさい」
熱い息を吐きながら小さく呟いた愛し子の額に、ブルーはそっと口付けを落とした。
170000ヒットのキリ番でリクをいただいた話です。
色々考えた結果、子ジョミの番外編的な話に。
そ、それにしてもめちゃくちゃ遅くなりました……申し訳ありません……m(_ _)m
なんのためのmemo更新リクだったのかorz
そして2話に分かれてしまいました。い、いつものこととはいえ、まとめベタ。
その日のジョミーは、朝からどこか上の空だった。
最初は眠いのだろうとあまり気に留めなかったブルーだったが、訓練を始めてみるといつにも増して集中力が欠けているように思えて眉を潜める。
テーブルの上の水を注いだグラスをサイオンで浮かすという課題に挑むジョミーは、顔を真っ赤にしてグラスを睨みつけている。
「……ジョミー」
「ああっ、もう!」
顔を真っ赤にして、両手を握り締めて、力を込めたところでサイオンは使えないと以前にも教えて直したはずの癖が再び見えたところで呼び掛けると、ジョミーは苛立ちの声を上げた。
「ブルーが邪魔するから集中できない!」
そのまま、後方にあった椅子に身体を投げ出すようにして座り込む。
八つ当たりのような怒りを受けながら、ブルーは考える仕草で軽く掌で頬を撫でる。
テーブルを回り込んでジョミーの傍らに移動すると、グローブを外した右手を伸ばした。
「なに?」
赤い顔のまま、ジョミーは不服そうな表情を見せるが逃げようとはしない。初めてシャングリラに連れてきた頃のような敵愾心はなく、容易に触れさせてくれるようになった。
だがそれに感慨を覚えるよりも、額に触れた掌をしっとりと湿らせる汗と伝わる熱にブルーは目を見開いた。
「ジョミー!」
「え?」
ブルーの悲鳴のような叫びに、ジョミーが驚いて目を瞬くその一瞬のうちに、周囲の風景が変わった。
「ドクター!」
一瞬の浮遊感のあと、ジョミーは消毒液の匂いを感じた。
同時に、それまで椅子に座っていたはずなのに、その瞬きをするくらいの一瞬の間に、抱きかかえられたブルーの腕に鎮座するような格好になっている。
元気の良すぎるジョミーは既に何度かお世話になっている部屋なので、そこがどこかすぐに理解した。
「ソ、ソルジャ-?」
その部屋の責任者であるノルディーは、唐突に現れたブルーに驚いて椅子の背凭れに仰け反っている。ソルジャー・ブルーがテレポートできることは了解していても、予想もしないときに血相を変えて現れれば驚きもするだろう。それにブルーは、使えるからといって無闇やたらとテレポートを多用しない。
ブルーの腕に抱えられたジョミーは、そんなドクターと目が合ってしまい、互いにしばし戸惑い沈黙が起こった。
だがひとり、急にサイオンを使ってまで医務室に移動したブルーだけが、このおかしな空気をまるで感じていないように、ジョミーを抱えたままドクターににじり寄る。
「ジョミーが熱を出している!高熱だ!」
「え?」
「は……あ、ああ、分かりました」
発熱している自覚がないのかジョミーが目を瞬き、ブルーの剣幕に押されたドクターは訴えられたことの理解に一拍の間を必要とした。
その一拍すらも、今のブルーには遅いと感じたらしく、返事を待たずに身を翻して医務室のベッドへと向かってジョミーをその上に降ろす。
遅れてブルーに追従する形となったドクターは、看護士をひとり呼びながら体温計を手にベッドの傍らに移動してジョミーにそれを翳した。
センサーのライトが肌に当たると、瞬時に結果の数値が表示される。
「ああ……確かに、どうも熱がありますね」
「そんなことは分かってる!だから原因を究明して治すなり、熱冷ましを処方するなり……」
「小さな子供が体調を崩して熱を出すことはよくあります。この子は他の子供とは違い、体力もある健康体だ。すぐに力尽きるミュウの子ならばともかく、ジョミーなら自然治癒力に任せた方がいいでしょう。もちろん、原因があることかもしれませんのでまず検査いたしますが、それからでなければ処置のしようもありません」
「そうか。ならばすぐに検査を……」
「いいよ、別に。寝てれば明日には治るから」
検査と聞いてジョミーは眉を寄せて起き上がる。あれだこれだと色々な機械に入れられたり、薬を飲まされたり、とにかく検査と言う言葉にいい印象がない。
「だめだ」
だがベッドから降りようとしたところで、恐い顔をしたブルーに無理やり押し返された。
「ただの発熱か、原因のあることなのか、判断はドクターが下すことだ。それまで大人しくしていなさい」
「大丈夫だって言ってるのに」
頬を膨らませて不満を訴えるジョミーから視線を外すと、ブルーはノルディーを強く見据える。
「よろしく頼む、ドクター」
「しょ、承知いたしました」
ブルーの剣幕に押されて頷いたノルディーに、ブルーも念を押すように強く頷いて、今度は歩いて医務室を後にした。
ブルーの姿がドアの向こうに消えると、ノルディーは息をついて思わず汗を拭う仕草をする。
「ソルジャーは他人のことには慎重な方だが、今度はまた随分とした念の入れようだな」
「ぼく平気なのに……」
ブルーが気づくまで、自分の発熱に無自覚だったジョミーは自己申告の通り表面上は至って元気な様子を見せている。
ノルディーは看護士になにやら道具を持ってくるようにと言いつけて、不服を隠そうともしない子供に苦笑する。
「より悪い結果を生まないために、慎重になるのはいいことだ。だが……そうだな、君たちのような子供に向ける心配の目を、もう少しご自身にも向けてもらえたら我々としても嬉しいのだけどね」
「ブル……ソルジャーも熱があってもじっとしてないの?」
大人なのにと瞬きをするジョミーに、ノルディーは曖昧に笑う。
「……そうだな……ああ、ほら今はそれより自分のことだ」
ワゴンを押して戻ってきた看護士に、ノルディーはふっと笑ってワゴンの上からひとつの危惧を取り上げる。
「とりあえず、血液を採るぞ」
ノルディーが手にした注射の針が銀色に輝き、ジョミーの顔から血の気が引いた。
色々とようやく終わりましたー!
具体的にはジョミシン原稿と資格試験。
試験?まあなるようになるんじゃないでしょうか。明日は明日の風が吹く(駄目人間)
だって時間が足りなかった時点で……。
それより、続きのアップと原稿と、双方が遅れたことの方が大問題ですよー!
シリアスとギャグで迷走して、シリアス路線を削ったり付け足したりしていたら、遅れますの一言も言わずに日付を越えて……た……(駄目人間2)
いくらちょっと余裕があると聞いていたからって、断りもなく遅れるのは人としていかがなものか。
す、すみません、ちむさん……あんなメールでしたが本気で反省してます……。
途中の話の続きは明日、じゃない今日が休みなので昼から夜にかけて頑張ります。もう徹夜に体がついていきません……。
しかし何が一番駄目人間って、原稿とサイト更新と試験勉強に勤しまなくてはいけない追い込みの金曜日に、ついつい金曜ロードショーのナウシカを最後まで見たこと……。
ちょっとでも見ればそうなると分かっていたから見ないつもりだったのに、仕事から帰ってきて晩御飯を食べながらテレビをつけたら「らん、らんらら、らんらんらん」のあの歌とともに幼いナウシカが走っていてですね……この、馬鹿……。
さすがに読みたくなったマンガ版のナウシカを捜索することだけは思い止まったのですが、更新が終わってから探そうかと思います。
マンガ版は映画より更に難解だったような記憶があるのですが、ナウシカが更に凛々しくて好きでした。ああ、読みたい。