なんてご好意!!ありがとう、僕の女神ー!
やっぱり男性で登録したら、男の子だったんですね。
そして女の子か?と微妙に疑問に思っていたブルーとトォニィも、やっぱり女の子だったことが判明。
いや、トォニィはまだ子供の頃の姿だったし、ブルーはジョミーほど巨乳じゃなかったから、いまいち自信がなかったので。
男の子版も見れたし、疑問も氷解したし、すっきりしましたー!
そしてすっきりしたら、女の子ならジョミーは巨乳か!とか、ちょっぴり嬉しくなったのでした。現金!
つもりはあくまでつもりなんだな、とつくづく思い知りました。来月になるといよいよ検定試験も近付くので、ますます更新速度が落ちそうなんですが、少なくとも連載ひとつにつき、一更新だけは確保したいです。memoはもうちょっと更新できるはず。
ところでアバターでテラが登場ということで、とりあえず無料登録まではしてみたんですが、ジョミーが女の子に見えるのは目の錯覚でしょうか。
と、書こうとしたら、ネットのあちこちで同じ感想を拝見しました。やっぱり?やっぱりあれって胸あるの!?あのデフォルメキャラで胸の膨らみが分かるとなると、結構な巨……ごほごほ。
本当に公式でにょたなのか、単にそう見えるだけなのか、すっごく気になります。後者だと思うんだけど……そんなにょたなんてマニアなこと公式がするとは思えないんですが……うーん、うーん。
にょたは好きだけど、公式(認可が下りてるだけという準公式を含め)でされるとちょっと微妙……。好きでもこういう人間もいるので、嫌いな人からの拒絶反応を思うと、やっぱり「そう見えるだけ」かなあ。
その後ネットを見て回っていると、登録者が女性で登録するとキャラも女の子になるのかという推測が……男性登録した人の話はまだ見てないので確証はないんですが、そうと知ってたら男性登録したのに~(^^;)
二次では好きにするけど、公式はびしっとまっすぐしていて欲しいというこの我侭(苦笑)
あれですよ、原作で妖しいセリフとか行動とかを見つけてきゃーきゃー言うのは楽しいんですが、はっきりとほもの人にされると(それ目的で見るBL漫画とか小説は別で)、楽しくても萌えないタチなんで、にょたもやっぱり、元からそういう設定の話でないと、公式でされると萌えないのです……。
らんま1/2とか、成城紅茶館の事情とかは、元から女の子化する話だからそれで楽しいんですけどね~。なんて厄介なんだ自分orz
さすがにでっかい等身大看板のあれじゃなくて、新装版・地球へ…のコミックが三冊横に並べて積めるサイズの平積み用ポップなんですが……アニメが4月放送開始なんだそうです。
………………もうこの時期だと、今年4月からに見えないですか、紀伊○屋さん。
アニメチェックとかしてない、けど竹宮先生ファンの人とかが久々に本屋に行った、とかだったら本当に誤解されないか心配です。
や、もう完結してるしDVDも発売してるから見ようと思えば見れるけどさあ……(^^;)
現在ここの紀伊国○さんでは、店内放送にもやしもんが流れています。
………斎賀さんの声につられてとうとう買っちゃったよ……。買い控えしてたのに~!
思えば私は、『地球へ…』も斎賀さんにつられて見始めたんでした。
あら斎賀さんが出てるv と軽く見始めたのに、今じゃサイト作って寝る間を惜しんで書き続けですよ。
ヴォルフが好きだったんだ……コンラッドファンなのに、森川さんにはつられない不思議(笑)
キャラソンもヴォルフが一番好きです……だって斎賀さんはちゃんと「ヴォルフラム」の歌声なんだもの……。大塚さんも「グウェンダル」の歌だったなあ……と気がつけばまるマの話に流れてた。
ブルーが帰ったあとのリオとジョミー。
目次
驚いた。あのブルーが声を荒げることがあるなんて。
腹が立とうと苛立とうとも、ブルーは静かに嫌味を言う。あるいは突き放す。もちろんまったく怒鳴らないわけではないし、ジョミーに絡むことではたびたび声を荒げることもあったといえど、それにしたってああも苛立つなんて珍しい。
言葉通り、ただ眠かっただけなのか。それとも別の理由があるのか。
けれど別の理由って?
首を傾げたリオは、先ほどまで嬉しそうだったジョミーが、心配そうな表情で窓ガラスに張り付いていることに気づいてその肩に触れる。
「ジョミー?」
「ブルー先輩、大丈夫かな。調子悪そうだったし、やっぱりついていけばよかったかな……でも」
窓に張り付いて、校庭を見下ろし不安を滲ませるジョミーの横顔に、苦笑して軽く肩を竦める。
「ジョミーは結構心配性ですね。大丈夫ですよ。ブルーは薬と相性が悪いことがよくありましてね。今回も大方そんなところでしょう」
ただ普通に寝不足などの眠気なら、さすがに早退まではないだろう。自分の意思ではどうにもできない睡魔だから帰ったのだ。
経験上からのあたりをつけたリオの言葉に、ジョミーは窓に手をついたままに振り仰ぐ。
「薬と?」
「ええ、気分が悪くなるとか、薬疹がでたとかではないので、そんなに心配することもないと思いますよ。眠いだけなら帰ってゆっくり休めばいいでしょうから」
「眠いって薬の副作用だったの!?」
「たぶんですが……ジョミーは一体なんだと思っていたんですか?」
「ぼくはてっきり、起きてみたらもう昼休みで、やる気をなくしたから帰ったものだとばっかり.……ぼく、やっぱり送ってくる!」
なんとはなしにジョミーの学業に対する態度が透けて見えるようなことを言って駆け出そうとしたジョミーに、慌ててリオはその手を掴んで引きとめた。
「ブルーを送ったら昼休み中には帰って来れません。だからブルーはあなたを置いていったんですよ」
「違うよ。先輩はぼくのこと、面倒なだけだ。でもぼくは、あの人に何か無理をさせるくらいなら、嫌われたって疎まれたっていいから、傍にいて手を貸したいんだ」
振り向いたその瞳に、圧倒される。
家まで送る、送らないなんて、それほど大仰な話でもないはずなのに、あまりにもジョミーが深刻な様子で言うものだから、つい掴んだ手を放しそうになる。
するりと抜け出した手に、リオは慌てて今度は身体ごとジョミーの前に回り込んだ。
「そこまでしなくとも、歩いて帰るだけで何かそれほど困った事態にはならないでしょう。それより昨日は入学式にも出ず、今日は早退だなんて君によくありません」
「ぼくのことなんて!あの人のことに比べたらっ」
「ですから。僕だってブルーが一人で帰ることが困難だと思えばついていきますよ。今日の様子ではそこまでではないと思ったから……あ、ブルー」
ジョミーの肩越しに見えた校庭を、気だるげな様子で歩くブルーの背中が見えて呟くと、ジョミーは途端に振り返って再び窓ガラスに張り付いた。
そのあまりの素早さに目を瞬いたリオは、窓ガラスに映ったジョミーの真剣な表情に眉を寄せた。
怪我をさせたことに、罪悪感や責任感を覚えることは分かる。ブルーの怪我はかすり傷どころではなかった。
だがそれを差し引いたとしても、ジョミーの態度はいささか大袈裟ではないだろうか。
ブルーが何か変調を起こしたときに見逃したりはしないというほどに、じっとその姿を追うジョミーの肩に手を置く。
だがジョミーは、今度は振り返らない。
ブルーの姿が校門を潜り、さらにその姿が見えなくなるまで、微動だにもしなかった。
ブルーが何事もなく歩き去り、それからようやく、ほっと力が抜けたように息を吐く。
「ジョミー」
ほら、大丈夫だったでしょう。
そう言うつもりだったのに、俯き加減にゆっくりと身体の向きを変えた、その横顔にリオは言葉を失った。
憂いを帯びたその横顔。
まだまだ子供そのものの、少年のような元気いっぱいの少女はそこにはいなかった。
俯いて落ちかかった髪を軽く指で掬い、小さく息をつく、その仕草。
ゆっくりと顔を上げたジョミーの、深い色をした緑玉の瞳がリオを捉えた。
その瞳に映った自分の表情は、何をそんなに驚いているのかと滑稽なほどに息をつめ、目を逸らすこともできずにただジョミーを見つめている。
「あの人は……」
声までも。
深く落ち着いて、ゆっくりと染み入るように響く声で口を開いたジョミーは、けれどすぐにはっと何かに気づいたように口を閉ざした。
軽く首を振って、もう一度リオを見上げたときには、先ほどまでの雰囲気はすっかり消えてなくなっていた。
「ブルー先輩はそんなに薬がだめなんですか?」
「え……あ……」
はっきりと見たのに、まるで先ほどのジョミーは幻だったかのようだ。
あんなに……透明な、それでいて強い瞳、なんて。
瞬きをしてみても、目の前にいるのは三つ年下の仕草も表情も子供っぽい少女だ。
「……ええ、ブルーは薬は苦手で。生来のものもあるようですが」
「ふぅん……じゃあ傷が痛いのは大変なんだ……」
ジョミーは考え込むように、もう一度窓の外を振り返った。
目次
「用などない」
「でも、今行くなって」
「寝惚けていたんだ」
認めるのも腹立たしい話だが、意図して引き止めたと思われるよりはずっとマシだ。
周囲から好奇で注目されていることより、ジョミーの期待に満ちた目の方が耐えられない。どうしてよりにもよって、こんなときに寝惚けたんだ。
何か夢を見た気がするのに、例によってその夢の内容を覚えていないことにも苛立ちを覚える。
「大体、なぜ君がここにいる」
寝惚けた気恥ずかしさを誤魔化すために、常にも増してぶっきらぼうに言い放つと、ジョミーの後ろにリオがひょいと現れる。
「僕に会いに来たんですよ」
なんでもないその一言に、ブルーの中で何が蠢いた。
ほんの一瞬のことで、それが何かは分からない。そもそも何か変な感じを覚えたことすら気のせいだったかもしれない。そんな小さなざわめき程度の違和感。
「なぜリオに」
僕ならともかく。
続けそうになった言葉を飲み込んで、思ってもいない言葉が浮かぶ不可解さに眉を寄せる。だがジョミーはそんなブルーの自己分析が上手く行かない焦りなど気づいた様子もない。
「昨日リオか……リオ先輩から、ハンカチを借りたんですけど、汚しちゃって。それで新しいハンカチと、お礼を言いに来たんです」
ね、と後ろのリオを振り仰ぐように斜め後ろに視線を送ると、リオはそれに笑顔を返してからブルーに向かって頷いた。
なんだかよく分からないが、面白くない。
「ジョミー、言いにくいようでしたら、わざわざ先輩なんてつけなくてもいいんですよ」
「でも、先輩は先輩だし」
「先輩や後輩もいいですけれど、ジョミーとは友達になれるといいなとも思うのですが」
「友達……」
今まであまり年上と接してこなかったのか、ときどき言いにくそうにするジョミーにリオがそう提案すると、ジョミーは目を瞬いたあと、嬉しそうに小さく呟く。
「け、けどリオ、先輩はそんな丁寧に話してくれるのに」
「僕の話し方は癖みたいなものだから気にしないで。弟のマツカも似たようなものだったでしょう?」
「癖………なんだ……」
ぽつりと呟いて、何かを考える風に口元に手を当てて俯いたジョミーは、すぐに顔をあげて遠慮がちにリオを見上げた。
「えっと……じゃあ……リオって呼んでもいい?」
「ええ、どうぞ」
顔を見合わせて、少し照れた様子のジョミーと、それを微笑ましく見下ろすリオを前に、ブルー眉間には深いしわが刻まれていた。
一体なんなんだ。わざわざ人の席の前でする会話か、これは。
別に混ぜて欲しいとは欠片も思わないが、目の前で繰り広げられたいと思える種類でもない。
無言で席を立ったブルーに、ジョミーはすぐに視線をこちらに戻した。
「えっと」
「用事はない」
どうせ何か御用はと言うのだろうと先を制すると、ジョミーは言いかけた言葉を喉の奥に押し返されて何をどう言おうかとまごつく。
それを無視して席を離れようとしたブルーに、リオが目ざとくその手に下げた鞄に気づいた。
「帰るんですか?」
「ああ。まだ眠気が強い。どうせ寝るならここにいたって仕方がない」
これだから薬は嫌いなんだとは心の中だけで悪態をついて、病院に行って薬の処方を変えてもらうつもりで時計を確認した。どこも診療は終了している時間だが、時間外で行くか、明日まで待つかと思案しながら踏み出そうとしたが、同時に後ろに引っ張られる。
「………なんのつもりだ」
少し首を巡らせれば、リオに気づかれたことで開き直って肩に掛けた鞄の肩紐を、ジョミーがしっかりと握っていた。
「帰るんならぼく、鞄持ちま……」
「早退にまで付き合われたら、迷惑だ!」
肩紐を掴んだ手を振り払おうと大きく身を捻ると、また胸に痛みが走った。
また気にするだろうジョミーの手前、奥歯を噛み締めてその痛みをやり過ごす。
「さすがにこれはブルーの言うとおりだと思います」
リオが苦笑を零しながら後ろからそっとジョミーの両肩に手を置いてたしなめる。
元々リオは人当たりはいい男だ。それは分かっている。
だがこんな風に接触過多でもあっただろうか。
ジョミーの薄い小さな肩に置かれたその手が妙に目について、顔を背けるようにして歩き出す。
「帰り道、気をつけてくださいね!」
ジョミーが着いて来なかったのは、ブルーの言葉に従ったのか、それともリオの言葉に納得したのか。
今までのことを考えれば自ずと答えは出るだろう。
ブルーは鞄を肩に掛け直し、妙に苛立つ不愉快な気分を胸に教室を後にした。